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S.T.A.L.K.E.R. ClearSky―感想&レビュー [PCゲーム]

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開発発表から6年後に発売された「S.T.A.L.K.E.R. SHADOW OF CHERNOBYL」(以下SoC)の続編である「S.T.A.L.K.E.R. ClearSky」。PCゲーマーからの高い評価を得た前作と違い、今回はGSC GAME WORLD自らが開発に加え販売元となっている(前作はTHQからの発売)。そんな今作は前作からの欠点を改善し、前作を超える作品になったのか、そこを重点的に考えていこうと思う。

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まず最初に、今回はSSを多めに貼るため、先にグラフィックから見ていこうと思う。前作をプレイしたユーザーならSoCからの向上が見て取れると思う。ぜひ、画像をクリックして1980*1080のフルHD解像度で見てもらいたい。もちろん、シリーズをプレイしていない方もきれいに感じることだろうと思う。特に嵐の日は素晴らしい。雨で濡れた表面が雷で映し出される様は、CS中一番キレイな情景だと思う。
ただ、問題なのは「重さ」。このゲームは天候変化を取り入れており、ランダムで天気が変わるのだが、その天気で大幅にfpsが変わってしまう。陰ってるくらいの頃合なら全然軽いのだが、ゴッドレイ(木漏れ日のような表現)が利くような太陽の位置だと、10~20fpsくらい変わってしまうことがある。もちろん、天候以外の様々な要因に左右されるため、fpsが非常に不安定なので、MAPが変わるごとにfpsをチェックするのが習慣として身についてしまった。重さに関しては設定を下げてしまえば済む話なのだが、キレイなグラフィックもCSのウリだと思うので、あまり極端に下げないことをオススメする。

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では、ゲーム内容に話を移そう。SoCと同じく、CSもオープンワールド型のFPSだ。プレイヤーは「ZONE」と呼ばれるチェルノブイリ原子力発電所周辺に出来た未知のフィールドを冒険することになる。ただ、オープンワールドと言っても完全な箱庭ではなく、複数の広大なMAPをくっつけて世界を構築している。なので、MAP間を移動する際はロードが発生する。デメリットととられるかもしれないが、私の考えは逆で、例えばTES4やFO3は完全な箱庭になっている代わりにロケーションがどこまで言っても同じという、良く言えばリアル志向、悪く言えば単調な世界になっている。一方、S.T.A.L.K.E.R.シリーズはMAPが区切られているので市街MAPや森、ダンジョンなど個性あふれるMAPが住み分けられている感じを受ける。また、案内人と呼ばれるNPCが存在し、お金を払うと特定の場所に運んでもらえるので楽。MAPが違うとかなり取られるが・・・

また、オープンワールドならではの要素として「A-Life」がある。これはSoCの目玉として作られていたシステムで、NPCが見えない場所で勝手に敵と戦ったりするという夢のようなシステム。実際、SoCでは派閥(いくつかの軍事派閥が存在する)間で稀に戦ってたり、ミュータントから身を守っていたりした。ただ、それは自分から攻撃しに行ったのではなく、たまたま移動していたら敵に遭遇したので戦闘始めちゃいましたレベルなわけだ。しかし、今回は派閥間の争いが積極的に行われるようになっており、リアルタイムで勢力図が塗り替えられていく。主人公は最初、どの勢力にも属していないが、各勢力のクエストをこなしていくことによって派閥に加わることが出来るので、よりA-Lifeが面白いものとなったように思う。

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では、A-Life関連以外の前作との変化について述べていくと、まず当たり前のことだが時系列が違うのでロケーションが微妙に違う。例えば上の画像。SoCではcordonの橋を越えた先にある寂れた建物だが、CSではStalker(派閥名)の基地となっている。こういうちょっとした変化を見ていくのがなかなか楽しかったりする。
また、新規MAPである最初の沼地が結構面白い。SoCではほとんど出ない「水」がテーマになっているMAPでかなり新鮮。ただ、やはりCSで一番面白いと思ったのが装備のアップグレードシステム。アップグレードを請け負ってくれる人のもとで装備のアップグレードや修理が可能になったので、かなりお金が重要になった。しかも、アップグレードに必要な情報の入ったフラッシュドライブが必要になる場合もあるので、前作以上にアイテムの隠し場所の情報の重要度が増した。

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アルファベットに直すと「RIMANSK」と書いてある

では、SoCとCSの差異を含め、悪い所を挙げてみる

・大半が前作と同じMAP
・アイテムの売却価格が場所によって違う上に、トレーダーの存在する基地が南に集中している
・ミュータントの登場回数減
・後半は戦闘主体になる
・ラストの理不尽な難しさ
・Emission

1つ目の項目は、SoCをやりこんだ、またはクリアしたばかりの人には退屈かもということ。
アイテムの売却価格は、トレーダーによって高く買い取ってくれるジャンル(武器とか弾薬とか)が違うので、武器なんかは最初の基地に持ってかないと損をしてしまう。一見、面白そうな要素に見えるけど、実際はめんどくさいだけ。しかも、トレーダーがいるのは南ばかりなのに、高い武器が入手できるのは北のMAPなので、重量制限と相まってかなりしんどい。
3つ目のミュータント登場回数。これはそもそもダンジョンが減ったことに起因する。私はダンジョンが怖くてあまり好きじゃなかったから、それは嬉しいのだけれども、それでも登場するミュータントが偏りすぎててあまりいい気がしない。ゲームにおける一回しか登場しない敵というのはボスだけにしか許されないと思うのだが、残念ながら私は一回しか登場しないミュータントに出会ってしまった。動物系と、四つんばいでガスマスクをつけているSnorkばかり会ってる気がする。
Emissionは前作で言うBlowout。自然災害で、物凄いことになるので屋内に逃げなきゃいけないのだが、これがまた面倒。重量オーバーしてるときにこれが起こると酷。しかも発生率は決して低くない。正直、このイベントが必要な意味が分からない。
残りの2つは、結局後半の流れの不満点。探索7割、戦闘3割くらいでずっと進んでいるのに、終盤は戻れないし道もほとんど決まってる閉鎖的な戦闘ステージなので、そこらへんのFPSとなんら変わらない。S.T.A.L.K.E.R.を買ったからにはS.T.A.L.K.E.R.らしい内容を期待してるのだから、これはちょっと気に入らない。しかもラストは強敵が無限沸き(おそらく)するという、まさにCODを思い出させる内容。しかも、リスポン位置が1箇所でなく、行動可能範囲全域にわたっているので性質が悪い。ちょっと進んだら全方位からリスポンされて蜂の巣にされることがざらにある。自分から半径1m以内にリスポンすることもある。セーブを多用しなければクリアできないだろう。

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最後に、今回はSoCをプレイ済みの方が読むということを前提にした文章だということを理解して欲しい。SoCをやってない人はSoCをプレイしてからCSをプレイしてもらいたいので。
で、結局面白いのかどうかというと、CSも理屈抜きで面白い。今更S.T.A.L.K.E.R.の面白さなんか語っていないので、分かりにくいかもしれないが。同じMAPを使いまわされてる上に、シナリオのボリュームダウンのために良い性能の武器が比較的早い段階で手に入るので飽きが早いのだが、それでも飽きが来るまでは本当に楽しめる作品。雰囲気といい、リアル寄りな戦闘といい最高としか言いようが無い。SoCの面白さから新鮮味がなくなったという感じで、SoCと比べたらアレかもしれないが、これは十分面白い作品。これにMAP面での新鮮さがあれば・・・と思うところだが、そこは新規3MAP onlyらしい「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」に期待というところだろうか。



8/10

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